Juraジュラ
スコットランドの西側に浮かぶ離島「ジュラ島」。 壮大な自然に囲まれた美しいこの島には、道路が1本、パブが1軒、ウイスキー蒸溜所（JURA）が1軒、そして200人程の島民が暮らしています。 ジュラ＝‘鹿の島’の名が示す通り、人口に比して圧倒的に多くの鹿が存在する静かな島の象徴ともいえる蒸留所。 手つかずの大自然と共生して造りだすウイスキーは、島民の歴史と誇りであり、世界中のウイスキー愛好家から親しまれています。
シングルモルトの聖地アイラ島に隣接する「ジュラ島」唯一の蒸留所が造る孤高の味わい
スコットランドの西側に浮かぶ離島「ジュラ島」。壮大な自然に囲まれた美しいこの島には、道路が1本、パブが1軒、ウイスキー蒸溜所（JURA）が1軒、そして200人程の島民が暮らしています。ジュラ＝‘鹿の島’の名が示す通り、人口に比して圧倒的に多くの鹿が存在する静かな島の象徴ともいえる蒸留所。かけがえのない手つかずの大自然と共生して造りだすシングルモルトウイスキーは、島民の歴史と誇りであり、世界中のウイスキー愛好家から親しまれています。
単なるウイスキーを超えた存在
私たちのウイスキーの個性は、スコットランドの島の個性から生まれています。その一滴一滴は、わずか212人の島のコミュニティと同じくらい明るく活気にあふれています。島民全員がジュラウイスキー造りに何らかの形で関わり、単なるウイスキーを超えた魂がそこにあります。
厳しい環境とウイスキーの結びつき
北の先端には、世界で3番目に大きな渦潮コリブレッカン（Corryvreckan）があります。 コリブレッカンとは、スコットランドのジュラ島北部沖にある有名な自然現象の渦潮です。渦潮はその地域の強い潮流と水中地形によって形成され、強力で危険な渦を生み出します。 コリブレッカンは、観光客や冒険心のある船乗りにとって人気のある名所ですが、危険な状況でも知られています。渦巻く水と予測不可能な潮流により、航行が困難で危険な場所となっています。"Corryvreckan"という名前は、ゲール語で"Coire Bhreacain"という言葉から派生しており、「斑点のある海の釜」という意味です。 ジュラウイスキーの象徴的なボトルの形状は、コリブレッカンの危険からウイスキーを守るために設計されました。それはウイスキーの強靭さとスコットランドの島の厳しい環境との結びつきを象徴しています。
手付かずの自然
南には、島が指定された国立景観地域の一部であるホワイトファーランド湾があります。その魅力と野生動物は内陸にも広がっており、美しい湖には野生のブラウン・トラウトがたくさん生息しています。小さながらも完璧に形作られたクレイハウス村は、私たちのウイスキー蒸留所、ショップ、パブ、ティールーム、ジュラホテル、および約212人の島のコミュニティのほとんどが暮らす場所です。この地では手と手を取り合う様に島民の気持ちが通じています。 西に向かって進むと、ジュラの特異な円錐形の山、パップス・オブ・ジュラがあります。これらの山は、島自体、その人々、そしてウイスキーのユニークな特徴を体現しています。
島の住人
アンジー・グリーンヒル
アンジーは、数少ないベビーシッターの一人で、両親がジュラの貴重なウイスキー産業で働く間、2人の素敵な子供の面倒を見ています。 彼女と夫の最初のバケーションはスカイ島への旅行で、その訪問から彼女はスコットランドの島々への愛が生まれました。ジュラで家を買う機会が訪れたとき、彼らはそのチャンスに飛びついて島での生活を始めました。 アンジーが誰にジュラウイスキーのボトルを渡すかと聞かれたとき、彼女は島民になってからウイスキーへの新たな理解を持つようになったと説明しました。したがって、もし彼女が誰かにジュラのボトルを渡すなら、それは彼女自身に戻すだろうと述べました。
ジョアン・モラン
ジョアンは退職していますが、ジュラでは週に一度の貸別荘の清掃交代を管理し、年に一度行われるジュラ音楽祭の選挙で活発な役割を果たしています。 1975年、夫がジュラ蒸留所で仕事を得たとき、彼女はクライドバンクからジュラへ移住しました。それ以来ここに住んでおりジュラを故郷と呼んでいます。 ジョアンがジュラウイスキーのボトルを誰に渡すかと聞かれたとき、彼女は故人の母に渡すだろうと言いました。再び一緒に「craic（クラック＝楽しいひととき）」を過ごすためです。彼女の母は何度か年に数回ジュラを訪れ娘と同じく島を愛しウイスキーも楽しんでいたからです。
活気の源として
私たちの蒸留所は1810年に設立され、1963年に島とコミュニティに再び活気をもたらすために再生されました。そして、それは大成功を収めています。今日、島民のほとんどは私たちの蒸留所で働く家族の一員、またはウイスキー関連の観光業に従事する人です。ジュラでのウイスキー造りは最も重要であり、その献身の証を一滴一滴味わうことができます。ここで全てを語ることもできますが、実際に島を訪れた体験には適わないでしょう。
