スタッフのつぶやき
運転免許更新手続きの列に並ぶ人の共通点
特定の場所とそこに集う人のイメージを考えてみました。例えば渋谷だったら若者、巣鴨はおばあちゃん、浅草は外国人、高田馬場は学生、六本木は野球選手、タイ料理屋は女子、昼間のカラオケ店はアクティブシニアなど特定の場所に集まる人を年齢職業性別国籍などで分類して大まかな傾向捉えることができます。
先日、運転免許の更新で運転免許試験場に行きました。絶えず列をなす風景を前にし、服装髪型や推定年齢などから人々の傾向を掴もうとしましたが、実に多様性に富んでいて素朴に感心しました。日本の住人を「運転免許所持者」かつ「社会の秩序に従う意思がある人」でフィルターをかけて抽出される集団の縮図でしょうか。自身の環境上、会社勤め風の身なりの方と接する時間が多いですが、世の中は種種雑多な人で構成されていて、自分もその一人であることを気付かされました。
とは言えそこに並ぶ人たちの共通点をしつこく考えた結果「誕生日が近い」ことを思い出しました。病院の周囲に薬局があり学生街に人情食堂があるように、運転免許試験場の地の利を活かし誕生日が近い人を対象にしたビジネスがあるだろうと妄想してみました。
その名も《祝福代行サービス》。誕生日会の幹事代行に加え、両親への感謝の手紙代筆、ひとりぼっちの誕生日を避けたい方向けのただ一緒に居るだけの人代行、ほかにもバースデーソング、ダンス、ポエム、似顔絵など誕生日にちなんだ有形無形の創作アートで祝うオプションもあるかしらん。
更新のための講習を終え、人種のるつぼを象徴する運転免許試験場の食堂で『迷ったらコレ!』という謳い文句に素直に従ってラーメンセット(普通サイズのラーメンに小カレーが付いてくる)をオーダーし、雑多な人々の渦に溶け込んでいくのでした。
フランスのクリスチャン・ドルーアンりんご園から誕生した《ル・ジン》は30種類のりんごをベースに8つのアロマをブレンドしてスモールバッチでつくられるこだわりのジン。さながらフレーバーのるつぼたる逸品です。