お悩み回答
文句ばかり言う人
Q：
職場で社員研修の担当をしていて最近外部講師によるセミナーを開催しました。社員のために効果的なよい研修を探して運営する役目なのですが、後日アンケートでこんなセミナー意味がないとか時間の無駄とか経費がもったいないとかいうコメントがあってげんなりです(-_-)少数意見というのはわかっているつもりですが・・・文句ばかり言う人ってどう対応したらいいんですかね～
A：
モヤモヤするお気持ちよくわかります。モノや数字と違って、マインドという目に見えないものを扱うお仕事の難易度の高さお察しします。社員のためを思っていればこそ予想外の反応を受けて残念なお気持ちになる質問者様の慈悲深さを敬いたいと思います。
会社に対して文句ばかり言うのは社会人としての主体性を疑いますよね。セミナーの参加ひとつとっても、有意義かどうかはその人の取組み方次第ですし、仕事はもとより私生活に生かすこともできる。しかも本人負担0円で人生を豊かにすることができるなんて会社生活丸儲けです。そのようにポジティブに考える方もいれば、組織の中には無自覚に他力本願の方が居るのも事実です。
シャンプーや化粧品の広告で「98％以上が満足！」「95％以上が実感！」みたいなコピーがあって、よく考えると数％はカバーしきれない領域が必ずあるんです。全員の価値観が一致するということはあり得ないのですね。組織の最適化のため完全無欠を目指して走り続けては自らを疲弊させてしまいますので、時にはビジネスシーンに数％の抜け感を取り入れてみてはいかがでしょうか。
左右違う靴を履いてみる。レンズのない眼鏡を付けてみる。腕時計をボディペイントに替えてみる。穴の開いた靴下を履き穴から見える素肌に靴下と同色を塗ってみる。マスクで口元が見えない利を生かして鼻の下に油性マジックでちょび髭を描き、いつもと違う自分を演出してみるのもいいですね。
目から鼻に抜ける一流のビジネスパーソンのあの人も、電話口の向こうで姿が見えないのをいいことに、スマホをガムテープで顔に固定して自作のハンズフリー機能を楽しんでいるかもしれません。
