お悩み回答
妻へのプレゼント
Q：
日頃とてつもない苦労をかけている妻に対して20数年目の節目の結婚記念に何かを送ろうと思うのですが、全く突然のサプライズプレゼントが良いのか、欲しいものを直接聞いて彼女が本当に欲しいものを渡すのが良いのかかなり悩んでます。千載一遇、値千金の大ホームランを狙ってキヨブタＤＩＶＥの大枚をツッコんで空振り三振、無駄遣い番長のレッテルを貼られるのか、バントやテキサスヒットで堅実に現実的に確実な出塁を選ぶのか…。人生の節目に立たされています。さぁどーする！
A：
何とも素敵な心意気です♡そのお気持ちだけでキュン死級の絶頂感を与えられると思いますが、バッターについて言及されているので、ピッチャーについても考えてみました。
品行方正なすし職人が握る鮨屋が目に浮かんできました。カウンターの中で白球ならぬ白飯を静かに握り、孤独に腕を振るう姿はマウンドに立つピッチャーそのもの。さながらキャッチャーが送るサインのようにお客様からの要求に応え、時にはおすすめのネタなど提案しながら試合をつくり上げていく。気持ちのこもった握りで投じる圧巻の一球（一貫）の痛快なこと。
そこで二人きりで品の良い鮨屋に出かけてみませんか。カウンター横並びで鮨を食すという行為は、結婚20数年の月日を経た成熟した大人の夫婦にこそふさわしい。そして、美食を堪能しつつ職人技を横目で盗みいつか自分で握れるよう自主トレーニングを積みたいものです。キャッチャー役の奥様のサインに応えいつの日か三振の連続で完封を目指してください。
という訳で、さらに先の節目となる結婚記念日に二人の共同作業で鮨を握り、完全試合をプレゼントすることを見据えて、高級なしゃもじを贈ってみるのはいかがでしょうか。しゃもじは縁起物でもあるようですし。あ、くしくも「すし」は縁起物ですね。健闘をお祈り申し上げます。
