
チリの伝統品種に新たな光を当てる
《クレイジー・ロウズ》
チリの名門ワイナリー「ビスケルト」から、これまでにないユニークなシリーズが登場しました。その名も《クレイジー・ロウズ(CRAZY ROWS)》 ビスケルトは1978年創業のチリのワイナリー。チリ屈指のワイン産地である“コルチャグアヴァレー”に拠点を置き、この地域で高品質なワイン造りを切り拓いてきたパイオニアです。ワイン界の権威であるアルベルト・アントニーニ氏を迎え、ぶどう畑の土壌調査や醸造の指導を受けながら、“本当に美味しいワイン”を追求してきました。 《クレイジー・ロウズ》は、100年以上前から受け継がれてきたぶどう品種を、伝統的な栽培方法で守りながら、現代のユーザーに向けて新しい魅力を引き出すシリーズです。
《クレイジー・ロウズ》たる所以
通常のぶどう畑は、畝が整えられ、棚付けされて樹の向きや枝の伸び方まで管理されるのが一般的。しかし、このワインを送り出す畑は違います。自然の力を信じ、人の手を最小限に抑えた結果、ぶどうの木は自由奔放に伸び、枝は好き勝手に広がり、野放図に育っています。その圧倒的な生命力とエネルギーに、訪れた人々が思わず『Crasy!』と口走るほど、まさに“クレイジー”な畑。こうした環境で育ったぶどうは 凝縮感あふれる味わい を生み出し、手を加えすぎない製法によって 軽やかで親しみやすいスタイル に仕上げています。
原点への回帰と敬意が拓く、チリワインの未来
《クレイジー・ロウズ》で展開する4つのぶどう品種は、かつてチリワインの歴史を築いた“原点”ともいえる伝統品種。これらの品種は長年、主に他の品種とのブレンド用として扱われてきたため、単体のワインとして表舞台に立つことはほとんどありませんでした。そのため、本来の個性や魅力が十分に評価されることなく、これらのぶどうを守り続けてきた生産者たちの努力も正当な対価を得られない状況が続いていました。しかし、ビスケルトは彼らの情熱と優れたぶどうに光を当て、伝統品種本来の価値を再認識することで、チリワインの新たな可能性を切り拓こうと考えたのです。
リバイバルの立役者、伝統品種の守護神4人衆
ビスケルトと4人の情熱的な生産者が出会い、この歴史的なワインプロジェクトを実現しました。 モスカテル / パイス / サンソー / カリニャン の4品種それぞれのぶどうを守り続ける彼らの魂が、このワインに込められています。
◆ ホルヘ氏:3世代にわたり モスカテルとサンソー を栽培。80年以上続くぶどう畑を守り抜く。
◆ キコ氏:受け継いだ畑で パイス、セミヨン、古いソーヴィニヨン・ブラン を育てる。
◆ロナルド氏:受け継いだ畑で サンソーのみ を専門に栽培。
◆ ヤヨ氏: カリニャンとパイス を栽培し、伝統的な栽培方法を貫く。
ビスケルトと守護神4人衆との出会いがもたらした起死回生の物語の続きは、ボトルを手にした瞬間から始まります。
4つの伝統品種
《クレイジー・ローズ》として新たな輝きを放つ4つのぶどう。モスカテルはチリのワイン造りが始まったころにスペインからもたらされた歴史ある品種、パイスは16世紀半ばスペインのカトリック伝道者がもたらした原点とも言うべき品種、サンソーは南フランス原産の品種でイタタヴァレーの伝統的なワイン造りに欠かせない品種、カリニャンは20世紀初頭に南フランスからもたらされた品種です。
◆ モスカテル(平均樹齢40年)
- フローラルな香りとドライな味わいのギャップが魅力。
- 爽やかでフレッシュな飲み心地。
- 香りは甘く、味わいはドライでユニークなバランス。
◆ パイス(平均樹齢80年)
- スペインの宣教師によって16世紀半ばにもたらされた歴史ある品種。
- 赤い果実を思わせる軽快な味わい。
- 冷やしても美味しく楽しめる赤ワイン。
◆ サンソー(平均樹齢40年)
- ジューシーでタンニン控えめ、どんな料理にも合わせやすい万能タイプ。
- 和食にもぴったりの優しい味わい。
◆カリニャン(平均樹齢70年)
- 凝縮した果実味と豊かな酸味が特徴。
- 赤いベリーとハーブの香り、口の中で広がる濃厚な味わい。
- 高樹齢ならではの複雑な味わいはプロも認める品質。