スタッフのつぶやき
骨折を語る
転倒して右手首を骨折しました。この度の不注意により家族や職場に多大なご迷惑をおかけしこの場を借りてお詫び申し上げます。ちなみにこのたびの骨折は時折連絡を取り合う母親には伝えておらず、高齢者が病気や怪我を家族に内緒にする心理がよくわかりました。右腕の半分をギプスで固定し「骨折している人」であることが一目瞭然であるため、気遣いの言葉やお見舞いの品とともに、多数の骨折エピソードを頂戴いたしました。ありがとうございます。
人類という生命体の一生のうち頻繁に起こらない骨折体験にシンパシーを覚え、「骨折している人」に遭遇するとつい自身の体験を語りたくなるのが世の常人の常というもの。というわけで身近なみなさまから回収した「骨折あるある」や「骨折武勇伝」による短編集の出版を目論んでおりますので、ここに帯書きを紹介します。
『骨折から始まる固定と再生の物語。世の普通人がまさに骨を折って書き上げた絶痛絶苦の無骨なノンフィクションリレー。<ギプス・ボルト・コルセット>三種の神器を装着したとき、あなたは骨折の証言者となる』
みなさまの体験談によると、手首、足首、鎖骨、肋骨などダメージを受けた箇所はさまざまですが、いまのところ頂点であるパワーエピソードは「スノボで両手骨折」です。利き手である右手骨折で意気消沈していましたが、片手だけでも自由な状態にあるありがたさを思い知りました。左手の存在が痛み入ります。痛いのは右手ですが。
《明治屋のおいしい缶詰》は開けるだけで一品料理が楽しめる優れもの。包丁やフライパンいらずのグルメ缶詰は不自由な状態であればこそありがたさが骨身に染みます。また、お見舞いやお返しにはセット品をご利用ください。《明治屋のおいしい缶詰》は骨折グルメの真骨頂です。