スタッフのつぶやき
利便性の正体
かつての日常が戻り始め、街なかの所々で行列が見られるようになりました。一方で、ウィズコロナもありDX化が加速するいまの時代、病院や飲食店など様々な分野でデジタルを活用して行列や待ち時間を減らす取組みが進んでいます。
時代の進化を思うと今日日街なかの行列は意図的に発生させているのかと穿った見方をしてしまいます。浅草のどら焼きや吉祥寺の羊羹など、街の名物と化した行列風景を目にすると思うのです。予約システムを導入すれば良いのにとか、モバイルオーダーを活用すればいいのにとか激しく勝手なお世話を心の中で呟いてしまいます。
けれどもリアルな行列の訳も解るんです。例えば朝の8時からウェブ予約開始する耳鼻科で8時03分頃予約完了して獲得した整理番号が57番と判ると、いまこの時間耳鼻咽喉に不具合を抱える人間が近隣にこんないるのものだろうか、本当に僅か数分の間に57人が予約完了したのだろうか、実は8時前から開始しているのではなかろうか、はたまた闇ルートの受付があるのではないかと疑心暗鬼を生じてなりません。
リアルの行列の不便さの反面可視化できる安心感、デジタルを活用した便利さの反面見えないものに対する不安と疑い。利便性と不安感は表裏一体なのかもしれません。
自宅でお掃除ロボットを不在時に起動するようタイマー設定しているのですが、ロボットとは言え誰も見てないところで手を抜かずきちんと真面目にお掃除してくれているのか時折不審に思います。ロボットからすると『じゃあ自分で掃除してよ』と言いたいところでしょうが。
オーストラリア国内トップシェアのはちみつブランド《カピラーノ》は逆さボトルを採用した優れもの。機能面では「片手で使える」「蜜切れ良い」「外気に触れない」「最後まで使える」と非の打ちどころなく、品質面では抗菌作用もあり健康志向。耳鼻科の予約とは異なり、利便性と安心感の両立の実現にあっぱれです。