スタッフのつぶやき
豆苗の教え
つましい生活を工夫して「もやし」「玉ねぎ」「卵」「サバ缶」を絶やさず今日まで生きてきました。
ところが数年前からサバ缶の価格が倍増し、昨年は玉ねぎが入手できず、昨今は卵不足に陥るなど燃費の良い栄養源が遠のく現象に悩まされています。そのような中、価格や安定供給を保っているのが「豆苗」です。手頃で栄養価も高く、自宅で再生栽培が可能という点に魅かれ、豆苗生活を試してみました。
購入した豆苗はしゃぶしゃぶにして美味しく食べ、根っこを水に浸して台所に放置しておいたらシーズン2の豆苗が再生。それを刈り取り新たなシーズン3の始動から暫くしてまた生えてきた豆苗は実にか細くわずかな量で、その後シーズン4は実現なりませんでした。従って再収穫できた量はトータル1個分程度なので、1個購入で1個おまけが付いてくるといったところ。1つおよそ100円で購入したので、100÷2=50円として価格的にはもやしのほうに優位性がありそうです。
ネットで調べたところやはり再収穫は多くても二度(推奨は一度)までとのことなので、仏の顔も三度と言うのに一、二度しか許されない豆苗の不寛容な一面を垣間見ました。最大でもシーズン3で終了する豆苗の儚さを思うと、誰にも邪魔されず気を使わずものを食べるという孤高の行為を年末年始の2日間に計15時間40分に及んで公共の電波で放映するドラマシリーズのシーズン10超えの偉大さよ。在宅勤務中に継ぎ足して飲むティーパックのお茶もシーズン4あたりで色味を失っていくのに。
孤独の昼食を終えた午後の時間、マスクの下で奥歯の隙間に詰まった豆苗が放つ余韻に浸りながら小さな発見を振り返るのでした。
キャンペーンのお知らせです。スコッチウイスキー《LABEL5》の対象商品を2023年3月1日から4月30日にご注文いただくと、もれなくおまけ<ミニボトル>が付いてきます!つまり1本で2回楽しめる、豆苗みたいな嬉しい仕組みを是非ご利用ください。
※キャンペーンは終了しました