お悩み回答
コンビニ酒にて・・・
Q:
同僚とコロナ禍になってから店ではなくコンビニ酒をすることが増えた。
コンビニは定価販売なので思いの外金額がいってしまう。
その為ワインでも買うか?となったが路上でワインを飲む勇気はまだない・・
A:
まず、会社帰りに居酒屋ではなくコンビニに立ち寄って同僚と一杯飲るという行動に深みをもたせるため、名前を付けたいと思います。コンビニで飲みにケーションを図るので「コビニケーション」としましょう。コビニケーションにおける課題は、価格面と心理面にあります。
コンビニは便利さの対価として定価で商品を提供しており、第三のビールのようなそもそも安価な商品は販売しておりません。仰る通り、スーパーとあまり価格差のないワインに手を伸ばしたくなりますね。
一方で、飲酒という行為に違いはないのに、ビールは罪悪感薄めでワイン、日本酒、焼酎、ウイスキーとアルコール度数に比例して自らハードルを高くするという不思議さ。その身勝手な道徳観に加えて、何らかの容器に移し替えが必要なワインなどの路上飲みが物理的にも難しい。また、自らの意思でコビニケーションしながらも、『え、ワインなの?そこまでして本腰入れて飲む?』という目で通行人に見られるんじゃないかという理不尽なたじろぎ。そのような想いを逡巡し一歩踏み出す勇気のない状態は、コビニケーションにおけるエコ飲みークラス症候群と言えるでしょう。
そこで、最適なソリューションを提案いたします。
価格面の課題はやはり、スーパーとの価格差が無いボトルワインなどの酒類を選ぶことで解決しましょう。紙コップなどを購入すると割高になるため、カップ麺を同時に購入します。カップ麺の中身は全ていったんビニール袋に避難させ、空にしたカップに酒類を速やかに移し替えます。カップ麺の容器なら300mlくらい液体を入れられますので、2~3人でワインボトル1本なら各々の容器に約1回で注ぎ切ることができます。これで中身が見えない容器の中に何が入っているか判らないですし、一々注ぎ足す必要がなく通行人の目は気にならないので、物理的にも心理的にも抵抗感は払拭されます。酒を飲み切ったら、ビニール袋に避難させたカップ麺の中身をカップに戻し、店頭でお湯を注ぎ締めの麺で仕上げましょう。
会社帰りコンビニに立ち寄り経済活動に参加し、酒税を納めて財政に貢献し、使い捨てのカップで徒に廃棄物を増やすのではなく手持ちのカップ麺容器を資源として生かし、飲酒によって適度に心を解きほぐし、明日への活力を育み生産性を向上させ、経済を活性化させるコビニケーション。
エコ飲み―クラス症候群を克服し、グローバル課題のソリューションのひとつとして模索されるサーキュラー(循環型)エコ飲みーを実現させましょう。